System1とSystem2
Rx CKはじめようにも、年末年始で契約の受付が遅れていて、できていないので、
TOEFLの勉強を本格的に始めようと思って勉強はじめたところ
ネットでCEFRっていう語学レベルの尺度を図るテストをしたら、英検3級レベルと診断されてしまい悲しかったです(笑)
はい、今回はUSMLEとか医学にも関係はするのですが
メタ認知について紹介したいと思います
タイトルからもう、知ってるぜって方は流し見程度で…
軽く流してみておいてください
こんな英弱の私でも、試験時間にそんな余裕はないものの、1ブロック40問1時間で解ききって5分は見直しできるかなっていうくらいのペースで読めていました
今回のタイトルにあるSystem1っていう思考経路を使うからですね
そもそもSystem1, System2って?
言葉自体は私は診断学の勉強の際に知ったのですが
志水太郎先生の
診断戦略って本で知りました
元ネタはカーネマン・ダニエルという心理学者が提唱した意思決定モデルに使われたことで有名みたいです
ノーベル経済学賞を受賞しているとてもすごい人みたいです
私もこの原著読んでいないのですが、時間できたら読みたいです下の本ですね
ファスト・スローって本らしいです
https://www.amazon.co.jp/ファスト-スロー-上-あなたの意思はどのように決まるか-ハヤカワ・ノンフィクション文庫/dp/4150504105
意思決定と書いていますが、診断をつけるプロセスがどういう経路で自分は考えているのか?と哲学的な思考をすることで、
前置きはここら辺にして、
国家試験を例にとってみます。めちゃんこ簡単ですね
System1はこれですね
蛍光線の情報から
中年女性、朝に関節がこわばる、左右対称の関節痛
もうここで、国家試験受験者やこんなブログ読むくらい意識高い人は
直感的に関節リウマチやんって思いつきますよね
System1=直感的
これです
Step1の問題をいちいち全部読むの時間足りないので
①問題文と設問を読んで、問題のジャンルを自分のこれまで解いた数千問からどのジャンルに当てはまるか推測する+最終文だけ読んでおく(後半の情報は特異度高いので)
②上の情報と年齢、主訴、救外か一般外来かで、診断をこの時点でおおよそつけてしまう
①、②で30秒くらいすね
診断聞く問題は速攻でつぶします
②のプロセスが特にSystem1ですね
ただし…
System1は感度は高くても特異度は低いです
上の問題も
中年女性、朝に関節がこわばる、左右対称の関節痛だけでは
リウマチっぽいとRule inできても、他の疾患を否定できないので、他の疾患を想起できなくてはいけませんね
正確性に欠ける診断になりがちなので①で最も特異度高い情報が多い後半の情報に着目することでエラーを減らしに行きます
それでも①、②だけだと時間余るので
SOAPモデルでいうところの
Oにあたる項目
特に身体診察や、検体、画像の情報だけ抜いてSystem1と合致すれば大体解けますね
こんなメタ張れば、System1が発動する問題である限りは1分くらいで抜けます(笑)
CBTくらいの糞ヌルゲーだとSystem1でぶっ飛ばせますけど
国家試験の難しい問題やStep1の思考力試される問題はこれだけではいかないことがありますね
そこでSystem2ですね
System2を使うにふさわしい国家試験の過去問は
スクショの番号抜けてしまいましたが108B53ですね
これ、分野別じゃなくて、いきなり出されて解けるひとは相当レベル高いですね
渋いなぁと初めて解いたとき思いました(笑)
まず黄色線引いた問題文からCK上昇で、MBじゃないのでおそらくMMつまり筋肉の特有の酵素が漏れていることから筋破壊を疑いますね
様々な要因がある場合には漏らさないで鑑別を上げたい、そんな時こそ
ティファニー先生大好きな私は圧倒的、こういう時にVINDICATE Pを使います
気になる人はこの本でどうぞ
System2はいわば 分析的思考です
網羅的で、決まった手法で、アプローチする初学者が知識を得ていくうえで重要なアプローチです
初学者が下手にSystem1を行うと見落とすことがおおいからです
非常に安定し精度が良い考え方です
ただし…
めちゃくちゃ時間かかるので、使うべき問題は選ぶべきですね
大学入試の数学で、全部数学IIIの微積でゴリ押しするのに似てますね(笑)
確かに何でも解けるけど、時間のロスが大きので脳死ですべて当てはめようなんて頭の悪いことはやめましょう
System1は玄人向けの一撃必殺剣
System2はだれでも同じようにできる弾幕ってイメージですね
これは僕の中でのイメージです(笑)
外来の診察のように、一日で100人近くを裁くために、5分で診察しないといけない先生はSystem1を駆使できないと医師として務まらないですし、
ICUや入院しているような重症の患者で見落としが許されないケースでは網羅的にアプローチする思考も必要なんではないかと思いますが
日本の国家試験みたく時間が余るような試験ならばともかくStep1のように、時間が足りない試験では可能な限り、System1が使えるように症候論の鬼になると、英文をそんなに読まんでも、ある程度早く、正確性を担保しながら読めるのではないでしょうか?
実臨床は何でもありのとんでもない世界ですが
USMLEといったところで、問題集3つくらいといくつかのNBMEに目を通しておけば、しょせん試験で、出てくる疾患のジャンルに限りがあるんでメタを張っていきましょう!
つまり、RAに対する対抗疾患なんて、Step1のレベルなら、OAか乾癬あたりと、高を括るくらいの適当差でええと思います
現実だと、薬剤性だとか、かなり希少な難病とか、答えのない問題ですが…
結論としては時間足りないStep1勢は
System2の弾丸は最後の切り札で取っておこう
そのために症候論を磨き、System1の切れ味を上げていこう
ってことです
いや~今回めっちゃええこと書いたわ(笑)
出版社の方、いつでも書きますよ
副業禁止の研修医になる前に声かけてくださいね(笑)
Step1の勉強の順番①
さて、正月休みもそろそろ終わりですが…
最近は英語の勉強に主軸をおいてやっていこうと思っていますが…
Step1のことは覚えているうちに情報を書いていこうと思います
以前の記事で
科目紹介や、禁じ手で得意でもないのに生化学から手を出すなと言っていた
ので、何から始めるべきなんだってことについて書きましょう
個人的に推奨するのは
免疫⇒感染症
が王道やと思います(特に学生)
Step1の免疫は難しくないです(生化学や薬理学に比べると…)
免疫は日本の教科書とほとんど変わりません
リンパ組織の解剖、液性免疫と自然免疫、過敏反応、移植免疫とか分れば
大体行けます(笑)
教科書通り順番に読みたがりでも全然理解しやすいです
基礎医学である意味一番解きやすいんじゃないかと思います
問題パターンが定型で、解きやすいです
免疫を終えたら、シナジー効果を狙い範囲的にかぶることの多い、感染症ですね
Q&AとかでBlastmycosisあたりみて、初めてみる感染症で日本の教科書に載っていないからとイラついて嫌になることもありますが(笑)
大体そんなこと言う人に限って、日本でも見る微生物の知識も大したことないですね
←昔の自分ですよ
感染症でも言えるのですが、菌の細胞構造やゲノム、毒素あたりに労力全振りして
グラム陽性菌をみるころに体力なくなり、真菌や寄生虫はゲロゲロってなる人多いことと思います(笑)
やるなら、菌種から覚えましょう菌の名前とどういう分類に入るのかだけでもよいので頑張りましょう!
どうせ100こくらいですよ、受験期に英単語2000語くらいの読んでた人ならいけるでしょ、(もしかして裏口の方ですか?)
まぁ煽るのは置いておいて、
菌(名前と分類)→症状→治療(抗菌薬、抗ウイルス薬)
まずこの順でやりましょう
知らない菌や日本で大して見ねぇよってやつは限られます
Lyme病
全身真菌症(4種類くらい一ページに載っていて、ミシシッピ川とかのやつ)
Trypanosoma
鼻から脳に入ってくるアメーバ
マラリア/バベシア
蠕虫
この辺ですかね…ここらは重点的にFA読み込んだ方がええですけど
それ以外は結構日本でも勉強できるんじゃないでしょうか
菌種を書き出す
症状も菌種ごとにまとめる
しばらくして、水様下痢起こすやつ、STIとか症状起こすシリーズでまとめる
こうすると、知識が布のように折り重なって忘れにくくなりますね
症状と菌がむずび付いたら治療を覚えますね
抗菌薬
抗真菌薬
蠕虫に使う薬
マラリアに使う薬
ヘルペスに使う薬
HIVに使う薬
その他(原虫や肝炎ウイルス)
抗菌薬と抗真菌薬は日本の学生がいかに糞みたいな知識しかないかわかりますが、臨床に行くならもっていたい知識ばかりなので、とことんやるべきやと思います
薬の名前とどの微生物に使うか、有名な副作用抑えれば大体行けます(笑)
蠕虫の薬も薬の数自体少ないのでマッピングすれば大したことないですね
これは一例ですが、こんな感じでマッピングすれば覚えられます
字が汚いのはいつものです(笑)
マラリアの薬は耐性と肝臓病変に効くかどうかですかね
ヘルペス属の薬はキナーゼ意識すればOKです
HIVの薬は大体語尾や、間に入る語列で作用機序判断して特殊な副作用とか副次反応覚えます
治療やるついで耐性機序も見れるといいですね!
こういわれると、結局大したことないんですよね(笑)
細胞の構造とか外毒素から教科書は始まりますが
細胞の構造は抗菌薬とやるついで見ればええと思いますし、
毒素とかは症状覚えるときに見ればええと思います
オンライン問題集の問題数の比率から見ても
感染症だけで10%ほど解けることになります
今度は、その他の分野の区切り方のおすすめを紹介したいと思います
USMLE Step1の勉強計画
新年あけましておめでとうございます。
ここ最近はポケモンにふけって大して勉強できていないのでいかんですね(笑)
自分はこんなことして良かったって自慢大会するよりも、あの時、こうしておけばよかったという後悔や失敗談の方が、本来共有されべきものやと思うのでそれを中心に書きたいなと思ったときに
一番失敗したなぁと思うのは自分でも受験時期が尚早やったと感じています
結果出てませんが目標やった250はいって無いやろうな…240超えたら万々歳
230でも上々、220は越えていてほしい多分超えてるんやないかくらいの手ごたえだったんですよね…
まぁ落ちてはいないと思うのですが…(落ちていたら目も当てられません)
そこで、受験時期を決めることや受験に向けた計画について書いていこうと思います
カルテ風に書いていこうかと思います(笑)
X年12月に受験としたとき
私の勉強スケジュールは
X-2年11月 本格的に国家試験予備校の動画を見始めた(Q-assitやMedu4)
X-1年12月 国家試験の合格ラインにのり、Fast aid買いStep1対策を本格的に始める
X年1月 Rx本格始動、10日で1分野を翻訳なしでも7~8割解けるくらいにやる
X年3月 分野別だが、Rxの問題なら1時間で40問解けるようになる
X年4月 Rxをランダムで40問を1時間ペースで解けるようになる
X年5月 模試を初めて受けてForm22で200点取る
X年6月 苦手分野の精神科などを重点的にやりつつ、最新のFast aidを買いなおし
Fire crackerを契約し、感染症など分野別対策を強める
X年7月 Uworldを契約し、UW模試SIm1を受けて194だった
それから分野別にUworldを1周
X年10月 Uworldを一周してNBME form18を受験し218点
X年11月 Uwolrd二周目終えてNBMEでForm20で228点、AMBOSSを始める
X年12月 AMBOSSは7割程度解いただけで、試験まで時間もなく
点数伸び悩みFA通読に専念し受験
10月で点数が相当伸びたので変な自信がついて、受験のしんどさに耐えかねて強硬的に12月に受験したのは失敗ですねきっと(笑)
つよく言いたいのはこれだけです
点数の上昇傾向が続くなんてうまい話はない、
最低でもNBME模試で目標ライン-10点を取るまでは、
実力不足、延期すべき
結果出てないのにそんなこと言ってもしょうがないのですが(笑)
合格ライン目指す人なら、国家試験くらいの知識がきっちりあるなら
いきなりRx→Uworldこの組み合わせとFirst Aidで合格ラインには十分達するかと思います
Uworld二周目ランダムでといての正答率が83%くらいやったので、自分優秀やんと勘違いしていましたがUworldを初見で8割越え
できるだけの知識量でないと250のような高得点はとれませんね(笑)
12月にNBMEの模試を上以外にも結構受けていましたが、出題される問題はUworld、Rx、AMBOSSにないような問題が普通に散見されますね(笑)
生化学特に遺伝と公衆衛生は、出題範囲が広いんですよね(笑)…
問題集でもFAにも乗ってなくてもLecture note見返すと載っていたりして…
イメージが以下の図ですこれも正しく表せているとは思えませんが…
Rxは基礎中の基礎、染色体番号とかHLAの型とか本番やNBMEで見ない感じの問題もちょこちょこ
Uworldは本番に採用される絶妙な問題しかない、これは絶対全部解けるようにするべき
Uworldだけで230点なら十分に目指せると思います
本番直前にやりこむべき
Ambossは細かい知識を解いてくる問題が多い分難易度高めの問題もありますね
高得点狙うのであれば、Uworldは最後まで取っておくべきやと思います
周回して解けるでは大して実力あるとは言えません
Uworldは本番に即していて、起爆剤のように点数を上げてくれる印象あるので
Rx→AMBOSS→(Kaplan)→Uworldとやるのが今後安定かもしれません
高得点取られている尊敬するかえでさんもいっていたので間違いないと思います(笑)
最近かえでさんNote書かれているので是非読むべきです
Chubbyさんのブログもおすすめです
Chubbyさんは模試の図を公開してくれていてみればわかるのですが
ほとんど全部右側に★がついていて、これを全分野で確立できなければ、250は夢のまた夢ということがわかります
私は複数分野付くだけで喜んでいる弱者です(笑)
NBME模試は解かないと分からないと思いますが
相当難易度高い問題でない限り全問正解あたりまえって状態じゃないと★はつかないです
これが全分野で付くっていうのは異次元です(笑)
このブログかいてる最中に高得点取られているかえでさんのブログも始まったので、計画についてはお二方の今後のブログを参考にした方が良いかと思います
弱者の私から言えることは、NBME模試で点数が上昇傾向にあるからと調子に乗ってはいけませんということですね
USMLE Step1 初学者が避けるべき勉強法
いよいよ年越しですね(笑)
本日は久々に飲みに行くので、少しだけ更新しておきたいと思います
USMLE Step1の勉強を始めるにあたって最初のころ意識していた点を書いておこうと思います
まず、禁忌というか悪手についてですね
悪手①First Aidを最初のページから読み始める…
これは良くありがちそうな悪手ですね(笑)
これ見て、絶望的に難しいと感じリタイアしていく人も多い印象です
最初のページから始まる生化学は、個人的には上位レベルの難易度の分野やと思っています
ここから始めるのは、基礎医学で生化学の授業だけやってるないし終わっている状況や生化学の研究室に出入りするような生化学に対する特殊スキル持っている例外を除き
初期装備で中ボスクラスにチャレンジするくらい自殺行為やと思います(笑)
絶対いけないのは、臨床医学やってる医学生はほぼといってよいほどに生化学の知識なんて国家試験にもほぼ出ないので抜け落ちていますし、CBTの生化学とはけた違いの難易度なので、絶対やめましょう
初めてのワイルドエリアで自ら捕まえられない高レベルポケモンに何度もチャレンジするくらい無謀やと知りましょう(笑)
基礎医学関連の切り口から始めるなら、生化学を現在進行形で履修している低学年はあえて生化学から忘れる前にやりこむのはありですが…
おススメは免疫だと思います。免疫は日本語である程度分かっていれば行けます
付け加えるなら病理学ですかね。低学年でロビンスの病理を始めるのはセザキングが推奨しているようにあれもめっちゃええと思います。
臨床医学始まっている人で臓器別に始めるのであれば、自分の比較的得意な分野から始めるとええと思います
悪手②問題の一文一文訳すのにとんでもない時間をかける
これもありがちやと思います(笑)
問題解くために辞書やスマホで単語調べながら一時間くらいかけ、解説読むのに一時間
初期の自分ですね(笑)
こんなことしていても全く実力付かないどころか時間の無駄やと思います
単語は量をこなしていけば自然と覚えていきます
それより大事なのは、問題で問われている知識やと思います
最初はRxなどを問題全文グーグル翻訳に突っ込んで日本語で解いてもええです。
やればすぐに分かりますが、どうせ和訳しても解けない問題なんですよ(笑)
USMLEは英語の試験だから難しいとか、海外で働かないから興味ないと言っている人も多いですが(笑)、そういう方ほど、和訳した知識で聞いても解けないんです。
まずは日本語に訳してから解けるようになりましょう!
地上でトリプルアクセル飛べない人間が、スケート靴はいてリンクでやってケガするくらいにダサいです(笑)
以前紹介していた学生でえげつない点数とってるかたのブログです
この方もおっしゃっていたのは、日本語の知識が英語での知識を超えることはない
https://chubby.hatenadiary.jp/
学校の勉強にフルコミットすることをセザキングも推奨していますね
大学の講義のレベルは理解したうえで先生ビビらせる質問ぶちかますくらいのレベルを目指すとええんやないですかね?
これは私の個人的な戦略ですが
①一周目は翻訳にかけて解く、解説も翻訳にかけて解くが、問題のキーフレーズらしきところや、選択肢のフレーズは英単語を理解する
(解説で太字になっているところだけ単語の訳を覚えるだけでも十分です)
②二周目に翻訳機能を使わずに解いてみる
ここで解けなかった問題が、選択肢の単語が分からんとか、文中の検査所見の意味が分からんってところだけ覚えます
この①②を一分野、例えば循環器300問を二週間くらいで終わらせるペースでやっていましたね
そろそろ着替えてシャワー浴びてお出かけしますんでとりあえずここまで
私の勉強の目標?というか目的
最近は試験終わりにポケモンを買いようやく殿堂入りしたので記事を書きます(笑)
このブログ読んでる人の中には
私に対する認識が
USMLEガチ勢の医学部生で、英語得意な帰国子女とか留学経験者で
向こうで働くために学部生からUSMLE全振りしているのかよと思われている人がおるかもしれませんが
念のために言っておくと
・純粋なジャパニーズで
・日本大好き(温泉とかお風呂文化ない国なんて行きたくない、和食最高)
・英弱(センター試験英語は160程度、入学後のTOEICも500点です(笑))
なぜUSMLE受けようかと思ったかと、今後の勉強の方針について自分で考察を紹介したいと思います
そもそも医学部に入った経歴はさておき
もともと手先が器用な方ではないので、茫然と内科系に行くかな~と考えていました
勉強自体は好きなんで、将来に活きる勉強やと思い1、2年は大学の講義にフルコミットしていました。
2年生のある時CBTが基礎医学から出題されその分野は受験前に講義などないから自分で勉強しないといけないと知り、CBTのQBを買いました。
これがQ-assistとの運命の出会いですね
清澤先生、めっちゃ分かりやすい、大学の先生よりわかりやすいやん
仕方ないのです、しょせん大学の先生は教育者であっても本業は研究や臨床で、講義なんてバイトみたいなもんですし…
これで予備校動画なるものを知り、臨床医学が始まるころからMedu4をはじめ
一年で内科外科とマイナー小児老年を3~4周済ませていたと思います
おかげで3年生の12月に国家試験を本番の日程みたいに解いたら
必修は8割ギリギリできたが、一般臨床は85%あったので、国家試験って必修気にせんければ予備校動画だけで、実習出る前に合格点達してしまうと思いました
基礎の時研究室配属でお世話になった先生がUSMLEを在学中にStep1だけでも基礎医学なのでチャレンジするといいと聞いていたので、
チャレンジしようかなとおもいいろいろ情報をネットで集め始めましたが、大学の同期や知り合いに受験者などおらず、とりあえずFAを買って、図書館のQ&Aを少し始めながら
Rxの存在をFast aidの広告でみて契約してって感じですね
細かい受験のあれこれは後日にするとして
ポリクリの実習を経ながら私なりに、病院勤務する内科の先生が患者さんと対応する場面を考えてみました
大学の講義での勉強の臓器別の切り口は大切ではありますし、国家試験もそのベースで解けるので間違っていないといないと思いますが、実臨床にそぐわない点が多いのも事実でなんですね
上級生の先輩方や、働いてる先生からしたら全く見当違いも甚だしいと怒られてしまうかもしれませんが…
まず、医師が患者を治療として携わる場合は下のようになると考えてます
専門性が高い知識に関しては後期研修や自分の専門性で獲得すべきやと思いましたので
ピンクで塗りました(字汚くてホンマすいません)
これみて、分かる?とおり
患者さんは基本的に、救急外来、一般外来でやってきて、入院して治療(手術含む)して患者さん良くしてあげて退院させるのが目的やと考えます
でも考えてみたら
・救急対応完璧にできて
・病棟の入院管理ができて
・外来の対応ができる
この三点抑えているって内科として、仕事できる先生風やないですか(笑)
ここでは、研究とかは置いておきたいと思います(笑)
そこでノートにまとめてみるとこんな感じですかね
・救急の初期対応など、症候論ごとに危険疾患を学び、対応する
・入院時の治療の合併症や、周術期管理の知識、入院時や退院時の公衆衛生的知識
・幅広い慢性期疾患の治療や予後、管理
これができれば医師っぽいなと思っていたのですが、国家試験もよく考えると、これに当てはめることもできる部分が多いのではないか?と思います
ですが、上の知識は国家試験予備校だけでは身に付かないと実習で感じています
ここでクエスチョン(笑)
実習や初期研修を通じて全て身に付くと思いますか?
おそらく答えは
Noだと思います、上の知識を体系的に全部教育してくれる病院はいかに有名病院でも無理だと思います。
ただ、文献検索能力や、論文読解能力が身に付きながら上のような考えを身に着けてくれる病院ならば、Yesかもしれませんが、結局は自分で文献を引いて理解できるかではないでしょうか?
研修医や実習で論文読めば、素晴らしい内科医になれるのでは?と考えると思います
しかし、
・論文は日本語の文献は情報量が限られ、英語で情報が出た後で出ることも多い
・論文をきちんと読む上で背景となる、知識や、基礎医学的知識が必要になることが多い (特に薬の作用機序も曖昧な人間がその薬について論文をきちんと読めるの?)
それ以外にも症候論を理解するなら生理学分かっていないと無理ですよね?
痛みの鑑別時にその部位にどういう解剖があるかの知識も重要です
そこで先ほどの図に、Stage 0を追加したいと思います!
こう考えると、英語と基礎医学が学べるUSMLE step1ってものすごい効率よくないですか(笑)
それはさておき、USMLE step1は学ぶ意味ないとおっしゃる受かりもしない知識レベルの方に言う方は
もちろん、英語の文献を不自由なく引ける方なんでしょうね(笑)
確かに、手術のスペシャリストや、自由診療で生きていく人には無縁の世界だと思いますが、お前に口出しされる云われはないので黙っていろって感じですね(笑)
実習中は上のような知識階層をイメージしながら使う知識やと思ったら積極的に学んでいこうと実習に励んでいます
最近は診断学が好きだけど、日本は臓器別で区切られることが多いのでせっかくなら渡米してティアニー先生みたいな先生から診断学の知識を盗んできてやりたいなと夢を見ています(笑)
USMLEの教材オンライン編
先日、紙の教材についておすすめのものを書いたので
今回はオンライン問題集について書きたいと思います
自分が購入したのは
・Rx
・Fire cracker
・USMLE WORLD
・AMBOSS
の4つですね
あと受験3日前にしったZankiというのを受験ギリギリで使ってました
問題集ではありませんがAnkiも少し使おうとしたのですが使いこなせませんでした(笑)
自分で作れない人Zankiなどは使用していくとよいかと思います
Zankiはここから無料でデッキデータインストールできます
https://ankiweb.net/shared/info/861094887
自分は使ってませんがKaplanのオンライン問題集もそこそこメジャーやと思います
使っていない人づての感想ですが、細かいところまで聞いてくる印象
システムが悪い、問題進むのが時間かかるる欠点があるらしいものの
悪くはないみたいです
それでは各教材ごとにレビューしていきたいと思います
①USMLE-Rx
お勧め度★★★★★(5段階評価)
Fast aid for the Step1を作っている会社のオンライン問題集
初心者向けに伝えるといろいろなコンテンツが含まれていて
Qmax、Express video、Flash fact、Bricksの4つあります
Qmaxがオンライン問題集★★★★★
買うならこれです、おおむねRxと言ったらこれです
問題の解説にFAの図が入っていたり該当ページが書かれていて初学者にやさしい問題集です
難易度はオンライン問題集では最も優しい部類に入ります
今は2500問くらいだったと思います
USMLE WORLDなどに入るとわかりますが、思考の段階が浅くストレートな知識を聞くことが多いです。
簡単といっても知識がないと解けないのは当たり前なので、間違えてもちしきが足りていないと諫めて一つ一つを丁寧に覚えていきましょう
初めて解くときは半分も取れなくて挫折しそうになることもあると思いますが、簡単な問題集です、くじけずに続けていけば解けるようになります
それと、コピペが容易で、グーグル翻訳に全部ぶち込めるので、英語が苦手な人でも、単語を調べる難易度が一番楽です
ちょこちょこ追加されてるみたいなんで補強されているかもですが
生化学と社会医学は問題数が圧倒的に不足している印象ですね
この問題集をしっかりやりこめばNBME模試で合格点に達することも可能です
私は臓器別に3日で一周を目標にして臓器別で解いていってから
感染症や免疫など基礎医学的な観点からもう一度系統別mに解いてから
ランダムで解いていました
メールで申請すれば、初期化を一度だけかけれるので
もう一周くらいしてもよいかもですね
今回はオンライン問題集の記事なので今度こういった作戦的なことは書いていこうと思います
Express videoは動画コンテンツ ★★
予備校動画みたいなもんですが、テキストはなくOsmosisみたいなやつでしょうかね、リスニング能力鍛えられるんでしょうかね…、これで一つ一つ勉強するのは私はかける時間に対してリターンが少なかったので、苦手分野だけこれで勉強しました。
日本の予備校講義のクオリティがいかに高いか感じました(笑)
帰国子女とか英語能力高い人だとありかもしれんですが、私はむりでしたね…
興味あれば買うのも手ですが値段上がるので節約するなら契約するひつようもないかと思います
Flash factは単語帳 ★★★
大体一万枚くらいあって知識を確認するのに使えるかもしれませんが、Ankiなどを使う勉強を私が好んでいなかったのでほとんどやっておりませんが、
これで知識整理をつけれていた方もいるくらいなので、会う人には会うと思います
Express videoよりはお勧めできますが
無料で使えるZankiのほうがあるので無理には契約する必要はないと思います
Bricksは教科書 ★★★★
このコンテンツは一番新しいやつやとおもいます
読んでいくと本当に分かりやすく説明してくれていますが、分量が多くて、全部こなすのは難しいと思いますが、苦手分野だけ読むのもありかと思います
ただ、最近リリースされたばかりで、少しずつ追加されていますが、ない項目もあるので注意しましょう
今はこんな感じですね
項目ごとにこれくらい時間かかるよって書いてくれてますが、英弱が読むとこれの3倍くらいかかるので、注意しましょう
Express video買うよりはええかもしれません
②Fire cracker ★★★
これだけ勉強してNBMEで180点取って
その後他の問題集をやりこんで245超えのスコアを学生でたたき出した人おるみたいですが、結構好き嫌い分かれると思います
構成要素は
単語帳+問題集+教科書ですね
RxのBricsはFire crackerの教科書てきな要素を意識して作ったと思っています
この教科書の太字で説明しているところが良く試験出るところでそれを読み込んだ後、単語帳で復習するってサイクルが可能であればよいと思います
問題もついてくるのですが1600問程度で、問題の質はNBMEや他の問題集と似ていなくて知識を確認するためって感じです
英語力に自信があって、英語で教科書を読む→単語帳で復習のサイクルがスムーズにいく人にはよいかもしれません
ただ、英語が得意なら私としてはRx bricsの方がFire crackerよりも教科書として優れているのでBricsとFlash factでやるほうがええと思います
Fire crackerは構成が悪く、教科書の微細項目を、その科目や臓器の組み立てを全く意識せず、アルファベット順に並べており、初学者が体系的に知識つけるのに不向きです
体験版が5日使えたと思うのでお試しするにはありだと思います
③USMLE-WORLD(以下UWORLD)★★★★★
UWORLDってかくとUver worldみたいですよね(笑)私結構好きです
それは置いておいて、受験生にとってバイブル的問題集
これを解かずに受験はあり得ないってくらいに本番の問題と酷似しています
全部で2800問以上あります結構増えるペース早いです(笑)
欠点はスクショやコピペが原則的にできないことですね
One noteに張るうえで裏技もあるんですが、今回は割愛で
One noteにまとめることが難しいんですね(笑)
なれれば行けますので別記事で書きたいと思います
欠点補足すると、聴診の問題の音質糞過ぎて全く聞き取れませんでした(笑)
Fire crackerや、Rxと違い問題集一本て感じですね
ただ購入するときSIM form1 SIM form2という附属模試を買うか聞かれますが買うべきです!
ここからも本番似た問題出ましたね(笑)
注意するべきはSIM form1 SIM form2はいずれも使用すると2週間ほどで問題解説の閲覧が不可能になるので、直前期にやるべきですね
NBMEと違い予想点数が高めにでると定評がありますが
SIM form1 は高く出る印象ですがSIM form2はあまり高く出ない印象でした
30点ほど差がありました(笑)
この問題集が本番に最も近いので、合格だけが目標ならいきなりUWORLDだけっていうのもありだと思いますが、高得点狙うなら、最後にUWORLDで調整するのが一番ええと思います
解説の質も圧倒的に高く良問しかないです
高得点狙うんやったら
Uworld以外の教材をやりこんで目標点数まであと20点とかのラインにきてからSIMも、模試の代わりやと思って、徹底的に復習するとええんやないかなと思います
④AMBOSS ★★★★
近年できたダークホース的な問題集
要素としては問題が2550問程度(Step1の問題)と教科書がセットですね
相当にレベル高い問題が多いです、教科書の内容も結構細かいところまで書かれています
Step1だけでなく、Step2ck csなどの内容も入っているのも特徴ですね
問題の演習画面が本番のテストと似てないのですが
問題文のうち、解くうえで必要な情報を開設画面でマーカーで示してくれるので勉強しやすいですね、問題といて知識足りないときはそのまま教科書のページにつないでくれるのでとても良いです
スクショやコピペもできるのでUworldより勉強のしやすさはよいですね
私はRx→Uworld→AMBOSSの順に行きましたが
Uworld解けても、生半可な理解の分野は歯が立ちませんでしたね(笑)
高得点ねらいにおいてはやって損はないですが問題のレベルが本番より高く、変に裏をかく癖がつくので直前期はUworldの方がええと思うので
Rx→FA通読→AMBOSS→FA通読→AMBOSSがええんやないかと思います
教科書の質的には
Bricksには落ちますが、かなりよいです
教科書のページに関連するOsmosisの動画リンク張ってあることもありましたね
あまり取り上げられないAMBOSSの機能でANKIと教科書をリンクさせれる機能があります
これはZankiて無料のAnkiデッキをのやつなんですが
Anki内のテキストデータからAMBOSSの教科書内の項目と一致するものにリンクを張り付ける機能拡張ができるんです(笑)
これ革命ですよ
ANKIユーザーこそAMBOSS向いているのではないでしょうか?
まとめ
表にするとこんな感じでしょうか?
その他に映像講義は無料でOsmosisがありますし、単語帳はZankiがありますね
Fire crackerの優れている点は
教科書→単語帳→問題集と行けたことですが
Fire crackerは問題集の質で劣るうえ
最近はRxのBricsで代替可能なうえAMBOSSも教科書つきコンテンツを出しているので
今後はシェアが落ちると思ってます
推奨は
最短で受かるならUworldのみ
早く受かりたいならRx→Uworld
高得点狙いならRx→AMBOSS→UWORLD
ってかんじですかね、私はFirecrackerにしかない魅力はほとんど今はないと思うので
買わなくてもいいと思いますが無料体験できるのでやってみるのはええともいます
USMLEの教材書籍編
教材についてまずは紙媒体の教科書を紹介したいと思います
格付けとして
絶対買うべき>超おすすめ>合う人にはあうし一考の余地あり
絶対買うべきって書くのは皆さん持っていると思うので読み飛ばしてもよいです(笑)
絶対買うべきなのが
・Fast Aid for the USMLE Step1(以下FAと呼称)
これは鉄板中の鉄板絶対買うべきやつです
常に最新版を使うのが望ましいです
毎年更新されるからですね…
私が個人的にとても尊敬している方で5年でStep1 258点取られた方からきいて買い換えましたが情報が年々付け足されるので高得点取るためには受験するときの最新版は持っているようにした方がいいかと思います
毎年1月に新しい版が出版されるみたいですね…
他の受験性の方のブログなども参照されるとよいと思います
ここからはあまり他の方がレビューしていないけど個人的におすすめしていくものを紹介します
超おすすめ
・First Aid for the Basic Sciences: General Principles
(以下General principleと呼称)
・First Aid for the Basic Sciences: Organ Systems
二冊買っても15000円いかないので経済的によいです
この二冊はFAを出している会社のシリーズになっていて
FAがメディックメディアのYear noteとすれば、これは病気が見えるの立ち位置ですね
図が多くて初学者でも理解しやすい構成になっていて
知識量がとても多いです
苦手な分野だけ選んだり目次だけ一読していくのでも知識が整理されます
セザキングこと瀬嵜先生のブログでも紹介されているFA通読が推奨されていて、本当に素晴らしい勉強方法ではあるのですが、ある程度オンライン問題集を解き終えるまでは、読んでも理解できないこともあります。
知識が足りていないと感じたときに、Step1のテスト対策本としてちょうどいい教科書が日本語だと少なかったり、成書には書いてあっても、読むのに対する労力とテスト対策に得られるものが少ないと思うのでお勧めできない中でこれらは結構よいです
しいてあまりよない点を言うと、社会医学はあまり充実していないですね…
一考の余地あり
・Kaplan lecture note(全7冊)
(以下Lecture noteと称する)
これは7冊で全部買うと25000円程するので手ができにくいですよね(笑)
日本ではあまりレビューしてる人少ないですがそもそもKaplanなのですが
KaplanというともともとUSMLE対策の老舗って感じなのですがオンライン問題集
の人気などは近年落ち気味で、日本の国家試験予備校に例えるとTECOMみたいなものでしょうかね…
ただアメリカの医学生のStep1対策で調べているとFAより上に出てくることも多いです
知識量の総量はGeneral principle+Organ systemよりだいぶ知識量多いです
オンライン問題集に出てこないような知識も書いてあってこのうち全部を読み込んだのは
生化学
薬理学
の三冊だけでした(笑)
後悔したのは、試験本番やNBMEででる問題のうちオンライン問題集でみたことのない問題や知識があったのですが今思えばLecturenoteには書いてあった気がします…
通読や暗記に不向きですが、毎年更新されており知識もStep1に絞っているので、苦手分野の分冊ごとに買う手段もあるとおもうので社会医学と生化学の2冊は日本人苦手なので買ってもよいかもしれません
Lecture noteの最大の特徴は、Step1の知識をすべて基礎医学ベースで学べる点です!
FAはGeneral principle(基礎医学)とOrgan system(臓器別)っていう切り口でアプローチするため、日本の国家試験の勉強が進んでいたり、臨床のお医者さんにとっては臓器別の切り口の方が、アプローチしやすいのでFAが主流になるのかと思います
そもそもUSMLE step1はアメリカの医学生は2年生で受ける試験なので基礎医学ベース学べる方が好まれる→Kaplanが人気 なんだと思います
つまり座学で基礎医学やっている低学年でUSMLEに興味ある人に最適!
大学の勉強をやりこむことが、後々、USMLEに活きるから低学年で勉強しなさいっていう話はよく聞きます。
これは、日本の基礎医学教育はIn vitoroな臨床と切り離した実験室的な基礎医学ばかり教えるために臨床に活きない、テストで学生を苛め抜く試験ばかりで臓器別のFAなどに下手に手を出すリスクがあるからだと思います。
←まじ生意気な学生の戯言なので大学の偉い先生は聞き流してね
解剖学の講義に並行してLecture noteの解剖の部分を一緒に勉強するのとか本当にいいと思います
しかもこの教科書、後ろに問題もついているので、USMLEのオンライン問題集に移行する準備段階として最適ではないでしょうか?
これの存在を知ったのが3年の12月だったので、できませんでしたが(笑)
もし転生して俺強い系医学生やるなら
1年生はトーフル全振り
2年生というか基礎医学が始まると同時にLecturenoteをはじめ、基礎医学終わるころからRx→FA通読→AMBOSS→通読→UWORLD 適宜NBME模試って
低学年でない人も分冊でかうのもありだと思います
BRSシリーズの生化学と行動医学も買っていたのですが
Kaplanの方がStep1に準拠していて個人的には対策しやすかったです
Kaplanばっかりほめてますが、日本人のレビュー少なすぎますが
これは日本人低学年USMLE対策の最適解にして良いと思います
オンライン問題集のすゝめやレビューも書いていきたいと思います